和装美人になるための和装の着付けとヘアメイクのコツ
/ 着物・浴衣
日本にはフォーマルな服装のひとつとして着物があります。
着物にも振袖や留袖、訪問着、そして浴衣など様々な種類があり、それぞれの着物によって着る場面などのマナーももちろんあります。
なかなか着物や浴衣などの和装を普段から着るという方は少ないでしょう。
いざ着る機会ができても、
・どうやって着付けをしたら良いのか分からない
・どういうヘアメイクが着物のマナーなのか分からない
と考える方も多いはずです。
そこで今回は、和装美人になるための着物の着付けやヘアメイクについて紹介します。
着物と浴衣の大きな違いとしては、 着用する時期や着用する場面が違うということです。
簡単にいってしまえば浴衣は”涼”が感じられる夏のお出かけ着で、着物は昔から正装や晴れ着として着用すると言われています。
基本的な着付け手順
着物の場合
1.足袋を履く
2.肌着を着用する
3.体型に合わせてタオルで補正をする
4.長襦袢を着用する
5.着物を着て腰紐で結ぶ
6.おはしょりを整えて伊達締めを整える
7.帯をひと巻きごとに引き締めながら締めていって完成
肌着にはワンピースタイプ、スリップタイプ、セパレートタイプなどの種類がありますが、着物にあまり慣れていないという方は、ワンピースタイプの肌着がおすすめです。
浴衣の場合
1.浴衣を羽織り、衿先から3分の1くらいの位置をつまむ
2.裾線と呼ばれる下の裾の縁が以下のラインになるように持ち上げて調整する
3.上前の位置を決め、下前と上前を合わせる
4.そのまま後にまわしてぎゅっと締める
5.腰ひもの中心を持って、後ろにまわしてぎゅっと締める
6.腰ひもを結び、おはしょりを整える
7.帯を整えて完成
しかし、 和装というのは奥が深く、帯の結び方などを変えるだけでも違った印象になります。
そこで今回は、TPOに合わせた帯でのおしゃれを楽しむため、応用編として帯について紹介していきます。
袋帯
幅や長さが一番長い帯で、結婚式の留袖や成人式の振袖などで使われることが多い帯です。
『喜びが重なって続きますように』という意味が込められていて、お祝いの席にはぴったりといわれています。
名古屋帯
長さは短く、小紋・紬に合わせる帯として名が挙げられることが多いです。
結ぶのが難しい袋帯を、より簡単に結ぶことができるよう改良された帯といわれています。
小袋帯
浴衣だけではなく着物にも使うことができる帯で、2枚の生地の端を縫い合わさっているため、表と裏の違った柄を活用した着付けを楽しむことができます。
作り帯
着付けに慣れていない方にはもちろん、手が込んだ結び方が一人ではうまくできないという方におすすめです。
帯が固定されており、型崩れの心配もありませんし、差し込むだけなので着付けも簡単です。
かわいらしいリボン以外にも、様々な作り帯が最近は登場しており、利用する方が多いようです。
お着物やお出かけ先に合わせてヘアスタイルを決めたり髪飾りを選ぶのも楽しみの一つですね。
着物編
お着物を着る際はフォーマルなシーンが多いからこそ、ダウンスタイルはあまりおすすめされていません。
髪はしっかりとまとめ上げて、清潔感のスタイルが和装にはお似合いです。
留袖や振袖、訪問着などのお着物の種類によってスタイルや髪飾りのマナーが違うので気を付けましょう。
留袖は毛先を遊ばせたり、後頭部のふくらみを大きくしすぎたり、派手な印象になることは避けましょう。
またヘアアクセサリーについては、簪のみが許されており揺れるパーツがついているものは、マナーとしては控えるようにしましょう。
訪問着に関しては、同じくまとめ髪がおすすめですが、編み込みのまとめ髪などもマナー違反にならないのでご安心ください。
また訪問着のヘアアクセサリーとしておすすめしたいのが、つまみ細工やちりめんの髪飾りです。
さりげなくて、和装にぴったりのアクセサリーなので、何をつけたら良いか分からない...!なんて方にぴったりです。
浴衣編
カジュアルなシーンで着用する場合はアップスタイルもダウンスタイルもマナー違反にはなりませんが、浴衣は涼しげな装いの為、ヘアスタイルもアップスタイルにすることをおすすめしています。
特に浴衣が映えるヘアスタイルとしては、編み込みやシニヨン、ヘアアクセサリーを取り入れるのがおすすめです。
ハーフアップやフィッシュボーンなどは簡単にできて、ヘアアクセサリーも使いやすくて、ヘアアレンジにあまり慣れていなくても可愛く映えるヘアになります。
浴衣は着物と反対に揺れるアクセサリーもマナー違反ではないので、アップスタイルにする際は取り入れてみるのもおすすめです。
美しい立ち方は足を内股ぎみにし、片足を軽く後にずらして立ちます。そのまま背筋を一直線に伸ばし、姿勢を正します。両腕は軽く曲げ、帯の下あたりで自然に重ねます。
歩く時は、内股気味に歩幅を小さくし、つま先をまっすぐ出すように歩きます。
慣れないうちは大変ですが、より一層お着物を美しく映えさせるように常に意識しましょう。
さて、今回は和装美人になるためのヘアメイクや着付けについて紹介してきました。
着物や浴衣の基礎的な着付けから、帯によっても雰囲気を変えられること、ヘアメイクのマナーについて、少しでも理解していただけたのではないでしょうか。
とはいえ、普段着慣れていない方や初めて着るという方は、全てプロにおまかせする方が安心ですね。ヘアが崩れる心配やお着物が着崩れる心配がないので、お着物での一日がより素敵に過ごせます。
フォーマルな場面で着用したり、夏のお祭りなどで素敵な和装美人になって、いつもの自分とは違う自分でお出かけを楽しんでみてはいかがでしょうか?
https://www.haruka.co.jp/menu/kimono-dressing/
・浴衣メニューはこちら
https://www.haruka.co.jp/menu/yukata/
・ヘアスタイルの参考に
アトリエはるか公式Instagram
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着物にも振袖や留袖、訪問着、そして浴衣など様々な種類があり、それぞれの着物によって着る場面などのマナーももちろんあります。
なかなか着物や浴衣などの和装を普段から着るという方は少ないでしょう。
いざ着る機会ができても、
・どうやって着付けをしたら良いのか分からない
・どういうヘアメイクが着物のマナーなのか分からない
と考える方も多いはずです。
そこで今回は、和装美人になるための着物の着付けやヘアメイクについて紹介します。
着物や浴衣の着付け手順について
着物と浴衣の違い着物と浴衣の大きな違いとしては、 着用する時期や着用する場面が違うということです。
簡単にいってしまえば浴衣は”涼”が感じられる夏のお出かけ着で、着物は昔から正装や晴れ着として着用すると言われています。
基本的な着付け手順
着物の場合
1.足袋を履く
2.肌着を着用する
3.体型に合わせてタオルで補正をする
4.長襦袢を着用する
5.着物を着て腰紐で結ぶ
6.おはしょりを整えて伊達締めを整える
7.帯をひと巻きごとに引き締めながら締めていって完成
肌着にはワンピースタイプ、スリップタイプ、セパレートタイプなどの種類がありますが、着物にあまり慣れていないという方は、ワンピースタイプの肌着がおすすめです。
浴衣の場合
1.浴衣を羽織り、衿先から3分の1くらいの位置をつまむ
2.裾線と呼ばれる下の裾の縁が以下のラインになるように持ち上げて調整する
3.上前の位置を決め、下前と上前を合わせる
4.そのまま後にまわしてぎゅっと締める
5.腰ひもの中心を持って、後ろにまわしてぎゅっと締める
6.腰ひもを結び、おはしょりを整える
7.帯を整えて完成
着付けの応用編
着物や浴衣は基礎をしっかり身に着けていれば綺麗に着こなすことができます。しかし、 和装というのは奥が深く、帯の結び方などを変えるだけでも違った印象になります。
そこで今回は、TPOに合わせた帯でのおしゃれを楽しむため、応用編として帯について紹介していきます。
袋帯
幅や長さが一番長い帯で、結婚式の留袖や成人式の振袖などで使われることが多い帯です。
『喜びが重なって続きますように』という意味が込められていて、お祝いの席にはぴったりといわれています。
名古屋帯
長さは短く、小紋・紬に合わせる帯として名が挙げられることが多いです。
結ぶのが難しい袋帯を、より簡単に結ぶことができるよう改良された帯といわれています。
小袋帯
浴衣だけではなく着物にも使うことができる帯で、2枚の生地の端を縫い合わさっているため、表と裏の違った柄を活用した着付けを楽しむことができます。
作り帯
着付けに慣れていない方にはもちろん、手が込んだ結び方が一人ではうまくできないという方におすすめです。
帯が固定されており、型崩れの心配もありませんし、差し込むだけなので着付けも簡単です。
かわいらしいリボン以外にも、様々な作り帯が最近は登場しており、利用する方が多いようです。
和装にぴったりのヘアセットについて
和装スタイルは基本的にアップスタイルなどのまとめ髪がおすすめです。お着物やお出かけ先に合わせてヘアスタイルを決めたり髪飾りを選ぶのも楽しみの一つですね。
着物編
お着物を着る際はフォーマルなシーンが多いからこそ、ダウンスタイルはあまりおすすめされていません。
髪はしっかりとまとめ上げて、清潔感のスタイルが和装にはお似合いです。
留袖や振袖、訪問着などのお着物の種類によってスタイルや髪飾りのマナーが違うので気を付けましょう。
留袖は毛先を遊ばせたり、後頭部のふくらみを大きくしすぎたり、派手な印象になることは避けましょう。
またヘアアクセサリーについては、簪のみが許されており揺れるパーツがついているものは、マナーとしては控えるようにしましょう。
訪問着に関しては、同じくまとめ髪がおすすめですが、編み込みのまとめ髪などもマナー違反にならないのでご安心ください。
また訪問着のヘアアクセサリーとしておすすめしたいのが、つまみ細工やちりめんの髪飾りです。
さりげなくて、和装にぴったりのアクセサリーなので、何をつけたら良いか分からない...!なんて方にぴったりです。
浴衣編
カジュアルなシーンで着用する場合はアップスタイルもダウンスタイルもマナー違反にはなりませんが、浴衣は涼しげな装いの為、ヘアスタイルもアップスタイルにすることをおすすめしています。
特に浴衣が映えるヘアスタイルとしては、編み込みやシニヨン、ヘアアクセサリーを取り入れるのがおすすめです。
ハーフアップやフィッシュボーンなどは簡単にできて、ヘアアクセサリーも使いやすくて、ヘアアレンジにあまり慣れていなくても可愛く映えるヘアになります。
浴衣は着物と反対に揺れるアクセサリーもマナー違反ではないので、アップスタイルにする際は取り入れてみるのもおすすめです。
さいごに
あとは、立ち方・歩き方についてです。美しい立ち方は足を内股ぎみにし、片足を軽く後にずらして立ちます。そのまま背筋を一直線に伸ばし、姿勢を正します。両腕は軽く曲げ、帯の下あたりで自然に重ねます。
歩く時は、内股気味に歩幅を小さくし、つま先をまっすぐ出すように歩きます。
慣れないうちは大変ですが、より一層お着物を美しく映えさせるように常に意識しましょう。
さて、今回は和装美人になるためのヘアメイクや着付けについて紹介してきました。
着物や浴衣の基礎的な着付けから、帯によっても雰囲気を変えられること、ヘアメイクのマナーについて、少しでも理解していただけたのではないでしょうか。
とはいえ、普段着慣れていない方や初めて着るという方は、全てプロにおまかせする方が安心ですね。ヘアが崩れる心配やお着物が着崩れる心配がないので、お着物での一日がより素敵に過ごせます。
フォーマルな場面で着用したり、夏のお祭りなどで素敵な和装美人になって、いつもの自分とは違う自分でお出かけを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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